相手の顔色が気になって、つい本心を隠して相手に合わせてしまう。
そして、心がもやもやした状態でその時間を過ごす。
ひとりの時間に「どうして相手に合わせてばかりで思ったことを言えないんだろう・・・」って落ち込む。
こんなふうに、自分に自信をなくしていませんか。
今日は、相手に合わせてばかりの自分に自信を持てないHSPが、今の自分にOKを出してじんわりと自信を取り戻す方法を書いていきます。
■ HSPの優しく親切な気質と人に影響を与えることへの怖れ
繊細すぎる気質のHSPは、相手の表情の変化やその場の空気感に敏感。
そのため自分の発した言葉で、相手やその場の空気を乱さないようにものすごく気を使っている。
持って生まれた優しく親切な気質と、人にマイナスな影響を与えることへの怖れが入り混じって、自分をどう表現していいのかわからなくなっている状態です。
この繰り返しが、どんどん自信を奪っていくのですよ。
では、どうすればいいのか。
■ どんなタイプの人に本心を出せないのか
今のあなたは ”本心を出せずつい相手に合わせてしまう自分” にだけ意識が向いていると思います。
ここで、少し意識を周囲の人に広げてみてください。
あなたが本心を出せずに、つい合わせてしまうのは誰ですか?
その人はどんな性格の持ち主ですか?
また、安心して本心を言えるのは誰ですか?
その人は、どんな性格の持ち主ですか?
あなたの周りにいるすべての人に、本心を出せないわけではないと思います。
本心を出せない人の傾向がありますよね。
また、こういうタイプの人には安心して自然体でいられる、という傾向もあると思います。
続いて、これを自分に質問してください。
本心を出せない人に、本心を出したら何が起こりそう?
どうですか。
どんな気持ちや感情がでてくるでしょうか。
怒られそう、批判されそう、拒絶されそう、きらわれそう、あきれられそう・・・などなど
マイナスな気持ちがでてきませんか。
それと同時に”怖い”という感情も湧いてくると思います。
この感覚、感じていたくないですよね。
だからこれを回避するために、本心を隠して相手に合わせていたのです。
こうやって無意識に自分を守っていたのですよ。
いかがでしょうか。
無意識に自分を守ろうとしていた自分を感じて、あらためて自分に対する感じ方が変化していませんか。
あなたが思っている以上に本来の自分は、あなたが安心して生きられるように、自動的に発動してくれています。
そんな自分を受け入れてあげてください。
■ 自分にだけはウソをつかなければ静かな自信がじんわり高まっていく
無意識に自分を守ってくれている自分がいることを自覚しましたね。
そのうえで、自分に正直になること。
自分の中から自然と湧いてくる気持ちや感情に良い悪いはありません。
ただただ、あなたの中から自然発生したものです。
ここを否定したりダメ出ししなくていい。
そして自分にウソをつかないで。
あなたが本心を出せない相手に感じていることを、そのまま自分の中で受けとめていいのです。
本心を出せない相手を怖いと感じたり、苦手意識を持ったり、キライと感じている自分をそのままわかってあげる。
人間なので、合わない人がいて当然。
すべての人を、広く大きな心で受け入れられる人を目指さなくていい。
受け入れるのは「私はこの人に否定されそうで怖いから、自分の本心を出すのはやめておこう」というあなたの心の声です。
この声をスルーして、自分じゃない人間を目指すからどんどん自信がなくなっていく。
あなたの中にある本心、本音、自然と湧いてくる感情や反応を、そのまま受け入れていい。
相手に本心じゃないことを言ったとしても、その自分を責めなくてもいい。
それが今のあなたにとっての本心なのだから。
自分にだけはウソつかなければ、今の自分のまま幸せに生きていく覚悟が自然と出てきます。
それがじんわりと静かな自信になっていきますよ。
そうやって、本来持っている才能や魅力が開花していくのです。
応援しています。
もし、「本心がわからない」「どうしても自分を受け入れられない」という方は、よかったらご相談くださいね。