心理セッションで、
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本当の自分がわからない
自分の本音がわからない
どう自分を出せばいいかわからない
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このようなお悩みを持ったクライアントさんの、心の奥を探っていくと、子供のころイジメに遭った経験が浮上してくることがあります。
または、性的なトラウマを抱えてしまうような体験が出てくることも。
このような体験は、とても傷つくし、思い出したくない出来事ですよね。
この体験は、自分の存在を否定し続けたり、自分を抑圧し続ける原因になりえます。
そして、それが大人になった今も
本当の自分がわからない、
どう生きていいかわからない、
というモヤモヤする気持ち悪さに繋がることも少なくありません。
そんな不快さをスッキリさせるためには、今の心の状態に合わせてその体験と心の調整を図りましょう。
思い出すだけで思考が止まるほど苦しい人は、無理に思い出さなくていい。
「私は思い出すだけで思考が止まるくらい苦しい体験をしたんだ。」
こんなふうに、自分が苦しいことをわかってあげて。
思い出すだけで怒りがこみあげてくる人は、
「こんなにたくさんの怒りが湧くくらい私は腹が立っている。」
こんなふうに、怒りを感じきっていいのです。
「あいつら絶対許さない。」
なんて思ったとしても、それは自然に湧く素直な怒り。
腹が立っている自分を受け入れてくださいね。
そして、イジメとか性的なトラウマになる出来事に遭うと、
「私の何がいけなかったんだろう」
「私のどこが問題だったんだろう」
こんなふうに考えてしまいがちです。
でもこれ、答えが出ない質問なんですよね。
相手の問題も大きく絡んでくるし。
(こんなふうに考えることが悪いわけではありません。考えちゃう自分を責めたりしなくてよいですよ。)
そして、それはあなたに問題があったわけではなく、あなたの魅力や才能によるものかもしれないんです。
このような体験があると、無意識に自分のエネルギーを抑えてしまいます。
「本当の自分を出したい!」思いと、「出しちゃダメ!」っていう思いが自分の中でせめぎあっている感じ。
それで、こういう人の場合、その人本来のエネルギーがとても強くて、自分自身でも自分のエネルギーをどう扱っていいかわからず持て余しているというケースが多いのです。
*本人は気づいてないことがほとんど。
エネルギーというのは、たとえば、
「優しさ」
「女性らしさ」
「本質を見抜く力」
のような、その人が持っている才能や魅力のようなもの。
中には「性的魅力」というエネルギーの持ち主もいます。
そして、その強いエネルギーが溢れだし、その人の雰囲気を作っています。
「雰囲気のある人」っていう表現がありますが、まさにそんな感じ。
そしてこのエネルギーを親も扱えなかった。
そのため、本人は自然体でふるまっているのに、母親がその態度を怖れて否定したり叱ったりする…
また、劣等感が強く自信のない父親が、本質を見抜く力を持ったわが子に対し、理不尽に怒ったり、乱暴に扱ったり…
こんなことが幼少期に起こりがちです。
そして、学校ではなぜだかわからないけど、女子から嫉妬されたり、攻撃されたり…
または、性的被害やチカンにあいやすかったり…
このような体験をすると、自分を抑えるようになります。
学校でも独りぼっちになりたくないから、自分を抑えてみんなに合わせるようになります。
だけど、エネルギーは隠せない。
それで、周りに否定されたり、攻撃されたりするので、ますます自分を抑える。
そのような体験から、嫌われるのもイヤだし攻撃されるのも怖いから、なんとかみんなと上手くやろうと無理してまで頑張る。
それを続けていると、人間関係に不具合が生じたり、人によっては病気になる場合もあります。
このタイプの人たちは、自分で抑圧している部分がそのまま才能や魅力であったりします。
「優しさ」
「女性らしさ」
「本質を見抜く力」
「性的魅力」
これらは、「女子力高め」のような表面だけの軽いものではありません。
なんというか「聖母力」とでも言うような女性としての魅力が、溢れている人たちなのです。
だけど、ここを全面に出して生きていくことが本来の生き方なのに、過去の体験からそこを抑えるようになりました。
そのため、
本当の自分がわからない
自分の本音がわからない
どう自分を出せばいいかわからない
このような悩みが生まれるのです。
実は、このタイプの人は生き抜く力も強いんです。
(今までのツライ体験を乗り越えてきたのだから)
もっとわがままになっていいし、やりたいことを自由にやって生きることができれば、本来の才能や魅力が輝き始め、本来の自分で生きていけます。
そのために、過去の体験によって心の奥にすりこまれた「信じ込み」を手放すことも大事。
もし、わがままになれない、やりたいことがわからない、という人はよかったらご相談くださいね。
応援しています。