人の言葉や態度に反応して、すぐ落ち込んでしまう。
今この人が言ったことは、私への皮肉なのだろうか。。。
それともダメ出しなの?
今私はこの人にどんな態度で、どんな言葉を返せばいいんだろう。
いちいちこんなふうに考え過ぎちゃうから、人と話すのは疲れる。
もっと楽に人と関われるようになりたい。。。
このような悩みを抱えた人に向けて、今日は書いていきます。
考えすぎるのは過去から蓄積されてきた感情記憶の影響
自然に湧いてくる感情は、自分の中に蓄積されている感情記憶が元になっています。
感情記憶は人それぞれ異なります。
だから、何が正しくて何が間違っているという価値観も人それぞれ。
10人いれば10通りの認識があります。
自分と相手の感じ方が違うのは当たり前。
これを踏まえたうえで、人とつきあえると楽です。
とは言え、頭で理解していても相手の言葉や態度にどうしても反応してしまう人もいますよね。
そのような人は、過去から蓄積されてきた感情記憶が、今目の前にいる相手の言葉に反応しているのです。
無意識に自分が傷つかないよう対策をとっている
生まれてから今までの間に、相手に反応して落ち込んだり傷ついた回数が多いと、無意識のうちに傷つかないよう対策をとります。
相手に合わせていい人を演じたり、相手が喜びそうなことや期待に応えられそうなことばかり話したりと、相手が自分を傷つけないように仕向けるのですよ。
その結果傷つくことは減り、この対策は成功します。
でも、疲れるんですよね。
”本当の自分を抑えること” ”相手の顔色を読むこと” ”相手に合わせること”
この3つにものすごいエネルギーを使っているのだから。
傷つかないことが生きる目的になっているような感じです。
どうすれば人とかかわることがもっと楽になるのか
これらは、持って生まれた性格ではありません。
今までの体験で、蓄積されてきた感情記憶によってできあがった価値観や思いグセを元に、感情が湧き思考が働き無意識に行動しているのです。
そのため、心の根っこにある価値観や思いグセが変化することで、相手の言葉や態度に対しての反応の仕方も変わっていきます。
それに伴い自然に湧いてくる感情と働く思考と行動が変わります。
まずは自然に湧いてきた感情や気持ちを受け入れるよう意識してください。
落ち込んでも傷ついてもいいのですよ。
人間なので、心が揺れ動くことがあって当然。
ツラいのは、落ち込んだり傷ついてしまう自分を責めているときなのです。
「すぐ傷ついてしまう私は弱くてダメな人間・・・」
「こんなことで落ち込む私が悪いんだ・・・」
こんなふうに自分を責めたりダメ出ししなくていいのです。
「私はこういう態度をとられると傷つくんだよね。」と傷ついた自分の気持ちをわかってあげてください。
そして、”今私はどうしたいの?” と自分に聞いてください。
本当はどうしたいのか、自分の本音が出てきます。
今まで落ち込んだり傷ついたりしないよう、人の気分を良くすることに一生懸命で、自分の本音に気づくことなく生きてきました。
本音を感じることができると、人の言動に振り回される他人に向いた意識が、自然と自分に向けられます。
人に向けた意識の下に潜っていた自分の本音は、自分自身に気づいてもらえるまで不安やモヤモヤざわざわという不快な感覚でアプローチしてきます。
本音をキャッチできると、それまで頻繁に湧いてきていた不快な感覚がグッと減ります。
日常的に感じていた不快感覚が減るだけで、かなり気分が軽くなります。
まずはそこを目指しましょう。
*こちらの記事も参考に↓
今自分が何を感じているかに意識が向くので自然と自分軸が立ちます。
相手の期待に応えることよりも、自分がどうしたいかが自分にとって大事になってくるのです。
この心の状態になると、今の自分では想像もつかないくらい楽な気分で人と関われますよ。
自然に湧いてくる気持ちは感情を受け入れて、私は今どうしたい?と自分自身に聞いてみてくださいね。
やり方がわからないときは、お気軽にご相談ください。
応援しています。