”人とかかわると疲れる。
とくに、仕事でかかわる人にはものすごく気を使うから、仕事が終わるとグッタリする。
こんな私は社会性がないのかな?
みんなはどんなふうに人と接しているんだろう。
もっと楽に人とかかわれるようになるには、どうしたらいいんだろう・・・”
こんなお困り感を抱えているHSPの人に向けて書いてきます。
とても繊細な気質のHSPの人は、五感を通じて感じる些細な変化をキャッチします。
そのため、人のちょっとした表情の変化も見逃しません。
そんなHSPの中には、相手の顔の筋肉がちょっと動いたことで、
「私の話を聞いて、今イライラし始めたかも。。。」
「私が今伝えたこと、なんかマズかったかな。。。」
と、ネガティブな考えを浮かべがちの人も。
ネガティブにとらえることが多いと、
『どうしよう・・・今この人は何を求めているんだろう。私は今、何を言うべきなんだろう。。。』
なんて焦ってしまうことがよくあると思います。
こんなふうに、相手の表情からいろんなことを読み取って、相手の期待に応えようと頭の中を様々な予測が駆け巡めぐれば巡るほど、脳が疲労していきます。
この脳疲労が、あなたをぐったり疲れさせる原因。
相手の表情の変化に敏感なHSPが、その理由まで正確にとらえているかは別の話です。
なぜならHSPに限らず、人は自分の価値観を基に思いたいように思うのだから。
HSPは相手がイライラしている、怒っている、困っている、という雰囲気をなんとなく察することは得意だけど、その理由に自分を当てはめてしまうことがよくあります。
自信がないと、相手のイライラは自分のせいかもしれないと思ってしまう。。。
だから、もし相手の表情の変化は私のせいかも、と思ったら相手に確認することも大事です。
とは言っても、相手に確認することはハードルが高いですよね。
そんなときは、自分の内側に意識を向けましょう。
相手がイライラしているのを目の当たりにして、今自分は何を感じているのか。
怖い、やだなぁ~、と感じていてもOK。
自然にあなたの中から湧いてきたその感情を認めていいのです。
そして、「今怖いと感じているけど、私はどうしたいのか」を自分に聞く。
今のあなたの本音をわかってあげること。
「怖くてドキドキしてるけど、自分の考えを最後まで伝えたい」
とか、
「後ほどあらためて伝えよう」
など・・・。
あなたの中にある、あなたの本音をまずキャッチすること。
キャッチする前に、”相手の気持ちを察して相手の期待に応えるように動く” をやると、あなたの感情や本音が成仏できない浮遊霊のように、あなたの中をグルグルさまよい、それがさらなる不安を生み出します。
これをやり続けていると、日常的に感じる不安はどんどん大きくなっていく。
自信も生まれない。
心の奥から望んでいることをわかってあげることで、あなたは肚の底からホッとできるのです。
その積み重ねが、心の根っこに安心感を根づかせます。
あなたが期待に応える相手は他人ではなく自分なのです。
あなたの中の小さな期待。
たとえばそれは、今怖いと感じていることをわかってもらえたらうれしい、という期待。
まずはこんな小さな自分の期待に応えていきましょう。
自分の中で芽生えた感情のかけらも拾ってあげる。
そんな小さなことから、自分の期待に応えていくことができれば、あなたの中に期待に応えた実績が積み重ねられていきます。
これが肚の底に安心感を生み、自己肯定ができるようになっていくのです。
何を思っても、どんな感情が湧いてきても、それが今の私にとって自然なこと。
自分に対してこのような思いが生まれると、あなたの気質の奥にある本質の軸が立ち、個性や才能が自然と光ってきます。
HSPの人は、いろんなことを敏感にキャッチできることが才能であり素晴らしい能力。
キャッチしたあとは自分の内側に、もっともっと敏感になっていいのです。
それができると、人とのかかわりがもっと楽になっていきますよ。
仕事や目の前のことへの集中力も高まります。
自分のために敏感さを使ってあげましょう。
自分を幸せにしてあげるために敏感で繊細な気質に生まれてきたのだから。
もし、自分の内側を意識できない、どうしても相手に合わせて後悔ばかりしている、という方はよかったらご相談くださいね。
あなたが生まれ持った本質の軸を立て、本来の自分で生きていけるよう協力させていただきます。
応援しています。