本当は、目の前のことにじっくりとていねいに向き合って、最高の仕上がりを創っていくこと好き。
でも、じっくり時間をかけてやっていると、周りの人から仕事の遅いデキない人だと思われてそうで、不安が湧いてくる・・・。
みんなはテキパキと素早くいろんなことができてるし。
私だけ遅い気がする。
だから、がんばってスピード重視で取り組むんだけど、見落としてることがあるんじゃないかといつもドキドキしてしまう。
マイペースでやっていると周りの目が気になるし、かと言って急いでやるとミスしそうだし、どうしていいかわからない。
このような相談を受けることがあります。
こんな悩みを友達に相談すると「周りのことなんて気にしないで自分のペースでやればいいじゃない。」と、返ってくることがほとんどだと思うのですが。。。
それができないから悩んでしまうのですよね。
このような、周りの目が気になって、不安を感じながら目の前のことに取り組んでいる人に向けて書いていきたいと思います。
周りの目が気になってしまうのは、心の根っこにある思いグセが影響しています。
ここが変化していけば、もっと肩の力を抜いて自然体で生きていくことができますよ。
周りの目が気になって自分らしくいられない人の場合、幼少期の親との関係が影響していることが多いです。
『ボタンを掛け違いしないようにていねいにじっくりとお洋服を着ていたら、”早くしなさい!”って言われることが何度もあった。』
こんな光景って、小さな子供のいるふつうのお家ではよくありそうですよね。
幼いころの日常で起こったこのような出来事が、子どもの自分の心にすりこまれていきます。
この場合で言ったら、”早くしないと怒られる” ”早くできない私はダメなんだ”こんな思いが心の根っこにすりこまれていきます。
すると、大人になってからも、早くできない自分を周りの人が批判するんじゃないか、怒られるんじゃないか、という気持ちが自然と出てきて、早くやらなきゃ、という思いに駆り立てられるのですよ。
でも本来の自分はじっくりていねい型だから、本当の自分とのギャップに苦しくなってしまう。。。
とくにHSPの人は、違和感というものに敏感。
他人が建前で話しているときの違和感。
ミスのある書類をザっと見ただけで湧いてくる違和感。
こんなふうに、屈折したエネルギーや調和が乱れた感覚にも敏感です。
この違和感を自分自身にも感じているのですよ。
もしも、敏感で繊細な気質でなければ、みんなのペースについていこうとスピード重視で仕事して疲れたとしても、仕事帰りの一杯のビールで気分転換できてしまうかもしれない。
だけど、HSPの場合、そんなにざっくりと自分のことを見過ごせない。
なぜなら、”本当の自分じゃない” という、自分でも意識していない違和感が深い悩みに繋がっているから。
自分の本質を生きたいんですよね。
人の目が気になって自分らしくいられないという現実的な悩みの奥には、”自分の本質を生きたい”という切実な想いが潜んでいる。
自分らしくいられない原因である、心の根っこのすりこみを手放していくことが、本来の自分で生きていく近道です。
肩の力を抜いて自然体で生きられたら、持って生まれたHSPの能力を自分の幸せのために気持ちよく発揮していけますよ。
安心してください。
人は何歳からでも、本当の自分へと変われるのです。
応援しています。
今の自分に違和感があったり、自分の本質を生きたいけど、どうしていいかわからないという方はよかったらご相談くださいね。