同じものを見ても、みんなとは違うことを感じてしまう自分に自信が持てない。
だから、自分の気持ちや本音を出せない。
本当の自分を出してしまったら、きっとみんな私から離れていくだろうなぁ。
どうしてみんなは、見たものをそのままストレートに受けとることができるんだろう。
みんなが ”いい人だよね” って言ってるあの人・・・
本音と建前をうまく使い分けてて、みんなが思ってるような人じゃない気がする。。。
なんとなく感じるだけなんだけど。
きっと私が間違ってるんだ。
私は物事を斜めから見ちゃう、人としてダメな人間。
いつも不安を感じていて、人間の器も小さいと思う。
お笑い番組見てても、おもしろい芸人さんの陰の苦労みたいなエネルギーを感じちゃって、素直に笑えなかったりするし。
どうして私は、物事の奥まで深読みしちゃうんだろう。
子供の頃、思ったことをそのまま口に出したら友達からひかれたことがある。
そのとき、思ったことをそのまま言ったらダメなんだって思った。
だから、周りに合わせてしゃべらないといけない。
でも、そうやって自分の気持ちや感情を抑えていたら、だんだん自分が何を感じているのかわからなくなってきた。
その場の空気に合わせるのに一生懸命で、自分のことがぜんぜんわからない。。。
人に合わせてばかりいるのはきゅうくつだし、そんな自分も本当は嫌。
だけど、自分をさらけ出すのも怖い。
これからどうやって人とつきあっていけばいいんだろう。
このようなお悩みを抱えた方から相談を受けることがよくあります。
こんなふうに、みんなとは感じ方が違う自分に自分が持てず、人との関わり方に困っている人に向けて書いていきます。
物事の奥まで感じとる敏感で繊細な気質
物事の奥まで感じとるのは、あなたが敏感で繊細なHSPという気質だからなのかもしれません。
脳が刺激に敏感なので、みんなが見過ごしてしまう人のささいな表情の動きも見逃しません。
人の本音と建前を感じたり、笑顔の裏にある苦労を感じてしまうのはそのため。
HSPの気質を持っていると、表面で起こっていることの奥にあるものをキャッチします。
そのため、同じものを見たときに多くの人が感じることとは異なる視点で、物事を判断していることがよくあります。
その感覚を人に話しても、なかなか解ってもらえない。。。
ほとんどが「気にしすぎだよ」とか「神経質すぎる」という言葉で片づけられてしまうため、自分の感じることが間違っていると思いがち。
でもそうじゃないのです。
HSPは刺激を敏感に感じとるため洞察力が高いのですよ。
そのため、人よりも多くのことを感じているのです。
子供の頃からみんなとは異なることを感じてきましたよね。
みんなと同じように感じたり考えることのできない自分を、ダメな人間だと感じて自信を無くすこともよくあったと思います。
でも実は、みんなとは違う感じ方や考え方ができるのは、能力であり才能なのです。
あなたの個性でもあります。
その才能や個性を仕事や日常で発揮しながら、人生に活かす生き方もできるのです。
自信が持てないのは感情の抑圧と本音を放置し続けたから
HSPのあなたは過去に、感じたことをそのまま口にしたことで、周りと摩擦を生むような出来事がありませんでしたか?
だから、本音や気持ちを人に話すことを止め、周りの空気を読みながらその場にふさわしいことだけを伝えていませんか?
それを続けていると、どんどん自分が何を感じているのかわからなくなっていきます。
自分は何が好きで、何がキライで、何をしているとうれしくて、今何をしたいのか・・・自分のことがわからなくなるのですよ。
だから、ますます人に合わせるようになっていく。
ひとまず人に合わせていれば、なんとなく安心ですしね。
でも、”本当はこうしたい” という本音があなたの中にあるのです。
人の顔色を読みながら、その場にふさわしい自分でいることを優先する思考回路の下には、あなたの本当の本音が埋もれているのです。
本当の本音があなた本来の生き方。
だから、本音はあなたの意識でガッチリととらえてもらいたいのです。
なのに今のあなたにとって大事なのは、本当の本音よりも人と摩擦を生まないこと。
本当の本音はあなたに気づいてもらえるまで、不安やイライラという形でアプローチしてくるのです。
自分が感じていることを誰にもわかってもらえないとき、不安になったりイライラしたりしますよね。
それがあなたの中で起こっているのです。
感情を抑圧し続けたり、本当の本音に気づかず放置し続けていることが、不安やイライラの原因。
この状態で自信は湧いてきません。
*感情を抑圧するようになった原因はコチラの記事をお読みください↓
気質・感情・本音を受け入れるとどんどん生きやすくなる
無意識に感情を抑圧していたことに気づき、あなたの中で埋もれている本当の本音をキャッチできると、不安やイライラは和らぎます。
HSPの自分を受け入れることで、生きやすくなっていきます。
動じない人間になるための努力はしなくていいのです。
HSPは人の表情や雰囲気の変化に敏感ですが、それと同じように自分の心や体の動きも敏感に感じています。
ただ、自分よりも他人を優先している人の場合、自分の心や体の動きに意識が向かない。。。
この意識を自分に向けましょう。
感じ方がみんなと違うことで、自信を持てずにツラいのではありません。
自分の中から自然と湧いてきた感情や本音を否定し続けていることが、不安やイライラを生み出すため自信を持てないのです。
人と違うことを感じる自分を受け入れることができれば、安心感が自然と芽ばえます。
みんなから受け入れられるように、自分を抑えて場の空気に合わせる頑張りではなく、目指すのは自分を受け入れられる自分。
人とは違うことを感じていることをみんなに伝えることはハードルが高いかもしれません。
そんなときは、自分が感じたことを自分だけがわかってあげればいいのです。
*自分の本音をじっくり感じる方法もご参考に↓
どんな感情や本音が自分から湧いてきてもいいのです。
ここを認めて受け入れることができれば、あなたが生まれ持った繊細さや敏感さを幸せに生きるために活用できるようになります。
すると、今までダメ出ししていた広く深く感じる力が、才能や個性としてあなたの人生で発揮されます。
応援しています。
自分の中から自然に湧いてくる感情や本音を、どうしても受け入れることのできない人は、よかったらご相談くださいね。
自己否定の思考パターンに働きかけて、自分にOKを出すことができ、持って生まれた能力を人生で発揮できるよう協力させていただきます。