今日は、人と上手くかかわれないと感じるHSPの人に向けて書いていきます。
人とのかかわり方に悩んでいる人がその悩みを手放すためには、まず自覚のある本音と自覚のない本音を一致させることが大切。
HSP特有の ”本音の奥に潜んださらなる本音”がある場合も多いので、そこも拾っていきましょう。
私の提供している心理セッションでは、まずクライアントさんが「今の悩みを手放してどんな自分になりたいのか」という、自覚のある意識での在りたい自分像を確認します。
続いて、自覚のない本当の本音が何を望んでいるのかを、心理ワークも取り入れながら聴いていきます。
すると(これは一例ですが)、自覚のある意識では「自然体でもっと楽に人と関われるようになりたい」と言っているのに、自覚のない本当の本音は「人と関わると傷つけられるかもしれないから、相手の機嫌を損ねないように慎重に関わらなくてはいけない」と言っていたりするのです。
本当の本音をもとに、無意識に緊張してしまい「どう振る舞っていいのかわからない」という状態が起こり、そんな自分を責めたり自信をなくしたりする、というようなことになりがち。
心理セッションでは、この自覚のない本当の本音にアプローチしていくのですが、HSPの場合『孤独(ひとり)』をテーマにした本音が奥に潜んでいることがよくあります。
自覚のない本音が、ひとりでいることを望んでいる。
本心はひとりでいることが好きなのに、ひとりでいる自分が人からどう思われているのか気になって、人と関わっていなければいけないと感じている人が少なくないです。
このような場合、人とうまく関わりたいと思ったとしても、心の深い部分はひとりでいることを望んでいるので、人とかかわっていても楽しめなかったり、希薄な関係しか築くことができなかったり・・・。
そして、私はなぜ人とうまくかかわれないんだろう・・・と悩んでしまう。
人とうまく関われないという同じ悩みを抱えた人であっても、自覚のない本当の本音によってその理由は様々です。
そのため心理セッションでは、”人とうまく関われない”という悩みの人に対して、「人と自然体で関わったら何が起こりそう?」というアプローチをする場合と「ひとりでいると人からどう見られそう?」という場合があります。
それは同じ悩みであっても心の深いところで望んでいることが人によって異なるから。
本当の本音が「ひとりが好き」という人の場合、ひとりでいることが好きな自分を認めて受け入れることができると、人と一緒にいるときも自然体でいられるようになったりしてきます。
実は私がそうでした。
以前は、人と一緒にいて疲れやすい自分をなんとかしたい、と思ってましたが、自分がHSPの気質を持っていることに気づき、私はひとりでいることが好きなんだ、と腑に落ちはじめたらひとりでいる自分にOKが出せるようになりました。
そして、気持ちがとても楽になっていきました。
世の中で言われている”ふつう”という価値観や常識にふりまわされずに、自分の本音をわかってあげること。
自分の中にある本音をキャッチしながら人とかかわること。
これができるようになったら、人とのかかわり方が自分にとってちょうどいいバランスで、自然と調整できるようになっていきました。
対人関係においての怖れや苦手意識は変えることができます。
もし、ひとりが好きな自分に気づくことができたのに、ひとりでいる自分を周りがどう思うかに意識が向いてしまい困っているような場合、心の根っこが自分の本音を優先できない状態になっています。
そんな人はコチラのワークを参考に、自分の本音と向き合ってみてください↓
もし、自力で向き合うことがむつかしいときは、よかったらご相談くださいね。
応援しています。