過去のいじめられた体験を今幸せに生きるために使う

人と関わるときにとても緊張して、不自然なふるまいをしてしまう自分をどうにかしたい。

このような相談を受けることがよくあります。

もともと優しくて穏やかな気質の人が、なにかのきっかけで感情を抑圧するようになり、ガマンして人を受け入れてしまうことが生きにくさに繋がっているケースです。

この場合、感情を抑圧するきっかけになった出来事を思い出しながら、その出来事にともなって湧いてきた感情と向き合うことができると、今感じているお困り感がかなり楽になっていきます。

この悩みを抱えた人のセッションをすすめていくと、子供のころいじめられた体験が感情を抑圧するきっかけになっていることが少なくありません。

もし思い当たる人は、過去の自分がどんなに苦しかったのか、ほんとうはどんな感情が湧いてきていたのか、をあらためて感じてあげてください。

大人になった今のあなたは、いじめた人も未熟な子供だったからしょうがない、と理解を示しているかもしれません。

でも子供の自分は納得がいってないのです。

その納得のいっていない子供の自分の気持ちや、その子がそのとき感じた感情を大人になったあなたがわかってあげてください。

傷つけられた被害者のままのその子をあなたが守ってあげてください。

理不尽に傷つけられたら腹が立って当然ですし恐怖や悲しみを感じることも当たりまえ。

子供のころに感じていたこれらの感情が、大人になった今も心の中をさまよい続け、今の心を飲み込んでいるのです。

これが人と関わるときにとても緊張して、不自然なふるまいをしてしまう原因です。

目の前の人は子供のころ自分をいじめた人とは別人だと、大人になった今思考では理解しています。

でも子供時代の傷が癒えていないと、また過去のような出来事が起こらないように相手の顔色を伺いながら、相手を怒らせないように、相手に合わせる、ということを無意識にやってしまうのです。

ビクビクしながら人と関わるので、振る舞いが不自然になるのもわかりますよね。

あなたのために、過去の自分の傷を癒してあげてください。

誰にもわかってもらえず、怖さと悲しみに震え、本当は仕返しをしたいと思っているほどの怒りを抱えた自分の気持ちは、わかってもらえたことで安心していきます。

抑圧してきた感情 = 生きるエネルギー。

人生を生きぬくエネルギーがあなたにはあります。

過去に人から理不尽に与えられたマイナスのエネルギーを解放して、本来もっている力を今ここで発揮していくことができるのですよ。

応援しています。

もしひとりで過去の自分とむきあうことに不安を感じたらお手伝いさせてくださいね。

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