先日インターネットニュースで、
”ささいな注意ですぐ落ち込む
部下にはどう接したらいいか”
という内容の記事を読みました。
・若手の部下に
ミスのあった書類の修正を
やんわりとした言葉で伝えたところ、
その部下は顔色が急変し、
呆然としてしまい
話しかけても上の空で
その日は仕事を続けられる状態ではなかった。
・部下に仕事のペースを上げるよう
声をかけたところ、
その部下は返事はするものの、
表情はこわばり
思いつめたような感じになって、
今にも泣きだしそうな雰囲気になっている。
このネットニュースの記事には、
ある企業でのこのような事例が
書かれていました。
この記事で私が感じたことを
今日は書いていきたいと思います。
私はふだん、
ささいなことで傷ついて落ち込んでしまう、
という自分にお困り感を感じている人に向けて
心理セッションを実施しています。
このようなタイプの人は
感受性が強く神経が過敏。
そのため神経過敏でない人であれば
特に反応しないようなことにも
敏感に反応して自分を責めてしまったり、
傷ついたりしやすいんです。
仕事のちょっとしたミスを
指摘された場合、
神経がそこまで過敏でない人は、
とくに気持ちが大きく動揺することなく、
自分のミスと認めながら
「次回は気をつけよう」と
業務を続けることができます。
しかし
感受性が強く神経過敏の人の場合、
仕事のミスと自分の存在が
直結していることが多く、
ちょっとしたミスを指摘されると、
自分の存在を指摘されていると感じて
しまうのです。
そのため、
上司がやわらかい言葉で注意したとしても、
神経過敏の部下は、
自分の存在がダメなんだ、
見捨てられたらどうしよう、
という思考が働いて落ち込んでしまいます。
ふだん自分が傷つくことの少ない上司は、
このような部下の扱いは
どうしていいのかわからず困ってしまうと思います。
傷つきやすく落ち込みやすい部下の心に、
『注意されたことは、
自分の存在を否定されたことではないので、
安心して上司の指示を受け取って大丈夫』
という意識が根づいていくことで
過度に落ち込むことはグッと減ります。
そのために上司は、
● どんなときでも変わらない態度で接する。
● 神経過敏の部下の長所に目を向ける。
● 神経過敏の部下が、
仕事と存在価値を切り離して
考えられるようになるための
研修やカウンセリングの実施。
このようなことを心がけることが大切です。
神経過敏タイプの人が、
起こった出来事と自分の存在を
切り離して考えられるようになると、
人が見落とす小さなことにも
よく気がつく安心して仕事を任せられる人に
変化していくのです。
一人の人材がこのように変化して、
本来持っている才能や能力を
社内で発揮できることが、
本人にとっても、上司や企業にとっても
喜ばしいことだと思います。
ささいなことで落ち込む部下に悩む上司の方、
ささいなことで落ち込む自分にお困りの方、
またはそのような社内の様子にお困りの企業の方、
もしよかったらご相談ください。
超過敏の人の持っている才能や能力が
企業の中で発揮され、
すべてにプラスに働くよう
協力させていただけたらと思います。
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