仕事で自分の役割を果たせていないと
感じている人に向けて、
過去の私のことを思い出しながら
書いていきたいと思います。
会社員時代に管理職だった私は、
人と比較されることが嫌いなのに
自ら人と比較してしまう自分のことが
好きではありませんでした。
そのころの私はささいなことですぐに
傷つくような人間だったと思います。
今思えば自分のことには鈍感で、
自分以外のいろんなことには
ものすごく敏感だったんですよね。
人の態度やちょっとした言葉で
勝手に傷ついたり、
相手のことを好きになったり嫌いになったり、
私の心の中はいつも忙しかったんです。
うっかり人を傷つけてしまうことや
自分が傷つけられることなく
うまくやっていくために覚えた技は
「甘さ」というもの。
人を傷つけたり傷つけられたりしないために
甘くすることを無意識にやっていたんです。
人に対して甘いので周りの人たちからは
優しい人だという評価をもらっていたと思います。
でも管理職という役目を果たせていたかというと
そうではありませんでした。
そんな私はマネジメント系の本ばかり読んで
いつも思考を働かせて管理職の勉強をしてましたが、
なかなかうまくいかず、
自分を責めてばかりいたんです。
今の私だったらよくわかります。
自分の役目を果たすことよりも
傷つかないことと傷つけないことが
私にとって重要なことになっていたこと。
自然と湧いてくる感情や思考と
それに伴う行動のすべてが
私が傷つかないこと、人を傷つけないことを
優先して繰り広げられていたということ。
こういうことが
私の心の中で起こっていたんです。
これでは自分の役目を果たすことは
できませんよね。
ここに気がつき
傷つくことに過剰に反応する自分と
さんざん向き合ってきた今の私が、
昔の自分と同じ立場で仕事をしたら
どんなふうになっていただろう、
と思うことが時々あります。
そしてカウンセラーとして活動している今、
過去の私と同じような立場にいる方の
カウンセリングを行うことがあります。
ほとんどの方の心の根っこには、
社会的な自分の役目よりも
優先順位の高いものがあることで、
自分の役目を果たせなくなっています。
この心の根っこに気がついて
今の自分に必要ないものを
手放すことができると
もっともっと楽に自分の役目と向き合えるように
なっていきます。
今その役目を担っているということは、
その役目を遂行するために
本来持っている才能や可能性や能力を
今以上に発揮できるということ。
そんなふうになっていきたい、
という方を心から応援しています。
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