些細なことにイライラしやすい人は
実は不安も感じやすい人が多いんです。
そのような方が、
もっと楽に人と繋がれるようになれるようにと、
想いを込めて書いていきたいと思います。
イライラしやすい人に多いのが
今自然にわいてきた感情を
思考で考えた別のもので
フタをするクセを持っている
ということ。
感情をすりかえるとは
どういうことかというと、
たとえば、
人からイヤなことをされて
腹が立っているのに、
「でもこの人にはお世話になってるから
ガマンしなきゃ」
「この人は私に教えてくれてるんだから
感謝しよう」
「でもこの人にもいいとこあるし」
というように、
腹が立つ怒りの感情を
思考で考えた別のものに
すりかえてしまうこと。
これをやっている限り、
怒りは目にはみえませんが、
自分の中に蓄積されていき
飽和状態になると
ほんの些細なことにもイライラしたり、
漠然とした不安のような形で、
自分の中から溢れていきます。
自分は今腹が立っている、
と腹が立っている自分を
認めてあげてください。
相手に伝えたり、
相手に態度で示さなくていいんです。
自分の中に自然に沸いてきた
怒りを認めてあげることが
大切なのですよ。
怒ることは良くないものだと
小さな頃に教え込まれてきたかも
しれません。
怒ると幸せになれないと
何かの本で読んだのかもしれません。
だけど、自分の中に生まれた感情は
どんなものであっても
今の自分が感じたことなんです。
怒りや悲しみや恐れのような
ネガティブな感情が出てくる自分でもいいんです。
喜びやうれしさと同じように
大切にしてくださいね。
以前の私は、
怒るのは器が小さい人間のすることだと
思い込んでいました。
だから、
目の前のことに振りまわされないで、
なにがあっても動じず、
つねに穏やかで冷静でいられる自分を
目指していました。
でも。。。
そんな自分を目指して、
腹立たしさやイライラを隠して
笑顔で受け入れれば受け入れるほど、
よけいに腹が立つことや
イライラすることが起こるんです。
なぜかというと、
私が嫌な顔一つせずに
笑顔で受け入れるので、
相手は私のことをそういう人だと思い込んで
同じようなことを何度もやってきます。
相手に悪気はないのですが、
私の態度が相手にそうさせていたんです。
そういうことをされると私は傷つくから
もうやらないでほしい、
と言葉にしてもよかったんです。
だけど私は、
それを口にして
相手を不快にして嫌われたり
否定されることが怖くて
言うことができませんでした。
だから相手を不快にする可能性よりも
自分がガマンすることを選んでいたんです。
相手に伝えることができなくても、
腹が立った自分を責めたり、
ダメ出ししたりぜずに、
「こんなことをされたら頭にくるのは当然だ!」
と腹が立っている自分を
認めて受け入れてあげることもできました。
でもかたくなに怒りはイケないものだと
信じていたので
怒りが湧いてくる自分を責めていたんです。
そして、自分の怒りにフタをし続けていたので、
些細なことにも怒りが反応するようになっていました。
そんな態度を長く続け、
その結果ガマンの限界がきて、
相手を悪者にして
その人との人間関係を断つ、
というパターンが繰りかえされていることに
気がついたんです。
それと同時に
でもこのままの自分で
これから先も生きることはもうイヤだ!
という強い想いも湧いてきました。
そして
私が本当に望む人間関係ってなんなんだろう、
と自分の心ととことん向き合いました。
自分に正直に生きて、その上で人と繋がる。
私の本音はこれなんだ、と明確に感じてから
自分の感情を素直に受け入れることを
意識するようにしてきました。
それから、人から理不尽なことをされたり
言われることが減っていたように思います。
自分の感情を大切にするとは
腹が立ったときに、
それを人にアピールして
怒りをぶつけることではありません。
今私は腹が立っているんだな、
と自分の中で認めて、
腹が立つことを受け入れることができればOKです。
それにより、
未完了の怒りの感情が蓄積されずに、
完了していきます。
やり方がわからないときは
よかったらご相談くださいね。
あなたがフタをしやすい感情、
すりかえやすい思考を
一緒にひも解いていきましょう。
今よりももっと
楽に人と繋がって生きていけるよう
応援しています。
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