会社で上司の機嫌が悪いと、「わたしのせいかも」と思ってしまうことありませんか?
上司は体調が悪かっただけなのに。。。
そういう思考回路が無意識に働くと、自分らしく自然体で生きるなんて到底無理だと思ってしまいます。
もし何でも自分のせいだと思うのであれば、それはとんでもない誤解です。
このような思考パターンを持っている人は、小さな子供の頃このようなことがありませんでしたか?
たとえば、両親がいつもケンカばかりしていたとか、離婚してしまったとか、理不尽に怒られることがよくあったとか・・・
幼い子供ってこういうことが起こると「私が悪い子だからこういうことになってしまうんだ」と思い込みがち。
でも、お父さんとお母さんがケンカするのは夫婦の問題なのです。
だけど、幼いころはそんな事情なんてわかりません。
目の前で起こっている両親のケンカを自分なりに一生懸命受け止めようとすると、「私が悪い子だからお父さんとお母さんはケンカするんだ」という考えしかできなかったりするんですよ。
これが何度も繰り返されると、心の根っこにこの考えが刷り込まれていきます。
すると大人になってからも、何かあるたびに「私が悪いからこんなことが起こった」と思うようになってしまうのです。
もし心当たりがある人は、あらためて昔の小さな自分の気持ちをわかってあげてください。
目の前で繰り広げられていたお父さんとお母さんのケンカを見ながら、どんな気持ちになっていたのか、どんな感情を感じていたのか、思い出してあげてください。
そしてそのときの気持ちや感情を、大人になったあなたが受け止めてあげて。
お父さんとお母さんのケンカの原因は私が悪い子だから、って感じていたときの無力感や悲しみを、大人のあなたがわかってあげてください。
そうやって幼い頃の心が癒されていくと、冷静に状況を見直せるようになります。
両親のケンカは夫婦ふたりの問題であって、私のせいじゃなかったんだ、ってことが腑に落ちます。
すると現在の大人のあなたの周りで起こった出来事と、あなたの存在に精神的境界線が自然に引けるようになるので、「私のせいかも」と思うことがなくなってくるんです。
自分とは関係ないことも、自分のせいかもしれないと思って苦しくなることがある人は、それがあなたの生まれ持った性格ではありません。
もっとのびのびと自分を生きていいんです。
応援しています。
幼い自分と向き合うことがひとりではむつかい人は、よかったらご相談くださいね。
ではまた!
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