自分を幸せから遠ざけるツラい過去を終わらせる

もっと楽に生きたい。

もっと幸せになりたい。

でも、どうしても自分を苦しめる行動パターンが変わらない。

どうしたらいいの?

このような相談を受けることがよくあります。

優しくて誠実な気質の人ほど、このような悩みを抱えやすく、なかなか思い通りの自分になれない自分を、責めてしまう傾向にあります。

がんばって努力しているからこそ、余計に「どうして私だけできないの?」とも思いがちです。

でもこれは、あなたがダメな人間というわけではなく、努力が足りないわけでもありません。

生れてから今までに体験した、過去の出来事に引っ張られているからです。

そのために「こうしたい」と思っているのに、なぜかそうならない行動をとってしまうのです。

それは、今ここに生きているあなたの中に、過去のあなたが存在しているから。

「怒りっぽい人が怖くて苦手」という人の心理セッションをすると、ほとんどの人が「すぐに怒る親がとても怖かった」という、子供時代を過ごしています。

子供時代の記憶が、自覚のないまま心の奥にあって、大人になった今も、怒りっぽい人を目の前にすると、怖れが出て自然体ではいられない自分をつくり出すのです。

こんなふうに、過去に感じた怖れが今に影響しています。

では、どうしたら過去に引っ張られずに、もっと楽にいられるのかを書いていきますね。

目次

過去に感じた自分の気持ちを、今のあなたがわかってあげること

大人になった今は、「あんな些細なことで…」と思うようなことでも、小さな子供のあなたには、とても大変なことだったのです。

その気持ちを、わかってあげてください。

「あのときは本当に怖かった」

「あのときは本当に苦しかった」

と認めて、受け入れてあげてください。

もしも子供の頃、その恐怖や苦しみを誰かに伝えることができ、その人がその気持ちをわかってくれたら、子供のあなたはどう感じますか。

ホッとしますよね。

これを、大人のあなたが、子供の自分にやってあげてください。

そうやって、傷ついた子供の自分を癒してあげてください。

「怖くて苦しかったことを、誰にもわかってもらえなくてツラかったね。

これからは、私があなたの話を聴いてあげるから、自分で抱え込まずに私に話してね。

私には、その気持ちがよくわかるよ。

怖い時には怖いって言って大丈夫だよ。」

こんなふうに、過去に苦しい思いをしていたあなたが、「本当はこうしてもらいたかった」ということを、今のあなたがしてあげてください。

「誰かにわかってもらえた」と、ホッとした瞬間に、あなたの中にあった苦しみが解放されます。

誰かにわかってもらえなくても、今のあなたがわかってあげることで、過去のあなたは安心します。

生れてから今までの、すべてのあなたが安心すると、過去に引っ張られることなく、今ここに集中して生きられるようになるのです。

過去の自分も、今の自分も、同じように大切にていねいに向き合ってください。

もし、向き合い方がわからないときは、よかったらご相談くださいね。
ご相談はこちらから

応援しています。


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